シビルサポートネットワーク
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平成17年3月19日(土)中央大学理工学部5号館にてNPO法人シビルサポートネットワーク(代表理事辻田満)の主催で「大規模地震災害から学ぶこと」をテーマにシンポジウムが開催されました。本シンポジウムはNPO法人の設立記念として開催されたものです。本NPO法人はシニアエンジニアを社会資産としてとらえ、その技術と経験を社会貢献活動に生かしていくことを目的に昨年11月に設立されたものです。
講師に(独)防災科学研究所片山恒雄理事長と東京大学生産技術研究所目黒公郎教授を迎え、参加者はNPO(非営利組織)主催ともあって産学官に加えて一般市民も加わり年度末の多忙な時期にも係わらず総勢300名近い参加者がありました。阪神・淡路大震災10年を迎えて、そして新潟県中越地震、スマトラ島沖地震と次々と予想し得ない甚大な被害を体験する中で我々は何を学んできたのか。そして、それらを今後の地震防災にどのように生かしていくべきなのかをテーマにとらえてのシンポジウムでした。
講演に先立ち共催者を代表して中央大学理工学研究所関口勲所長から理工学研究所の紹介と大学の知を社会に還元するためにも今後大学とNPOとの連携が必要であるとの話がありました。シンポジウムでは安全で安心な共生社会とはどのような社会なのかについて参加者との意見交換も活発に行われました。 最後に共催者でもある土木同窓会舌間久芳会長から、土木同窓生1万名を抱える中でシニアエンジニアを有効活用すべく、本NPO法人の活動に大いに期待しているとの話しがありました。
シンポジウム終了後に懇親会が開かれ、席上にて中央大学名誉教授岡内功先生や、東京大学名誉教授伊藤学先生からシンポジウムのご講評を頂き、参加者ともども和気藹々のひと時を過ごし、中央大学教授山田正先生の締めのご挨拶でお開きとなりました。